入れない！？入らない！？” 要支援 ”の方の 老人ホーム

まだ 老人ホーム のご案内の仕事を始めて日が浅いのですが、

介護度 が【 要支援 】の方でご相談を頂く事がたまにあります。

要支援 ・・・日常生活は自分で行うことができるが、多少の支援が必要な状態

多くは、お独り暮らしで、

・何かあったらどうしよう？(一人だから不安)

・元気なうちに/動けるうちに引っ越したい

っと思われている様に感じます。

 

ここ 尼崎 市内には、 老人ホーム /施設は、およそ２００箇所ほど（YouV独自調べ）

存在しております。

しかしながら、【 要支援 】の方がご入居可能な施設様は

有料老人ホーム / サービス付き高齢者向け住宅 / 高齢者向け住宅

で２０施設ほどではないかなぁ～っと思います。

 

サービス付き高齢者向け住宅　においては

「比較的元気な 高齢者 のための住まい」を目的　として

2011年10月にスタートしました。

現在、尼崎市 内にも、４０か所ほど　サービス付き高齢者向け住宅 があるのですが、

【 要支援 】の方でもご入居いただける所は、１０か所ほどかと思います。

（全部網羅出来ているわけではないのですが）

 

なぜ、「比較的元気な 高齢者 のための住まい」を目的に出来た

サービス付き高齢者向け住宅 に、

【 要支援 】の方がご入居しずらいのか・・・

 

それは、

サービス付き高齢者向け住宅　のビジネスモデルが今

併設されている 介護事業所 の売り上げに依存する仕組みに

なっている所が多いからだと思います。

介護事業所 の売り上げを上げることで、

施設 の夜間の人件費や、 介護保険以外 での相談や対応、

また、 レクリエーション などの人件費も

まかなっているからだと考えます。

（↑ 介護度 が高い方が、売り上げが上がる）

 

裏を返すと、

夜間・その他の人件費を、併設の介護事業所でまかなわない場合は、

その費用が、”生活支援費”や”生活相談費”といった形になって

上乗せをされていたり、別途オプションで費用が発生したりで

月額費用が上がり、設備のわりに高額？っと感じてしまう

施設になっているように思います。

また、このような場合は、 介護職 ではないスタッフさんだったり、

コンシェルジュさん的なポジションの方だったり、管理人さんだったり、

” 介護 ” の面で手厚いとは言えない構成だったりするところもあるようですので、

介護度 が上がってくると

退去せざる負えない等があったりもします。

 

全ての サービス付き高齢者向け住宅 が、

上記２つに分類されるのか？

っと言うと、そうでは無いのですが、

『概ねそうな傾向がある』っと思って頂けたら良いのかなぁ～っと思います。

 

ただ、これも時代背景に寄って変化するのではと思います。

今後、施設が益々増え、「空き」部屋が多数出てくると

おそらく、”要支援”の方を断っている施設様も、

ご入居可能になるのでは・・・っと思います。

(↑個人的な予想です。)

 

話を戻しますが、

【 要支援 】の方でご相談いただいた方は、

結果、

・家賃などが今より上がるので、まだ、一人で頑張ります。

・地元からまだ離れたくないので、近くだったら入りたいのですが、近くに無かったので。

という感じでした。

また、

現在、【 要支援 】で サービス付き高齢者向け住宅 にご入居されている方より

・このくらいのサービスであれば、普通のアパートに戻りたいので、探して欲しい

っと言った相談を頂いた事もありました。

 

一般的に、

まだまだ、お元気で、身体的にご自宅でも十分生活が出来るため

大きなきっかけがないと

【ご入居の決断】がなかなか難しい所ろありますね。

 

 

【 要支援 】の方ですと

・お部屋で食事が食べたい。

・自炊がしたい。

・夜間の巡回はいらない。

・施設の出入りを自由にしたい。

などご要望もあるので、

ご見学に行った際は、そのあたりの確認も非常に重要ですね。

 

【人がいる】という事は、大きな安心材料ではありますが、

なんにせよ、

ご自身にあった施設　を探して欲しいものです。