無届けハウス ・ 無届けホーム ・ 高齢者住宅 って何？今起こっている事は？

 

 

 

他にも、無認可ホーム、シェアハウス・・・などなど呼び名は沢山あります。

 

5年前のNHKさんの番組でも

“無届け介護ハウス”急増の背景に何が

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3602/index.html

とりあげられております。

 

実は私が活動をしております 尼崎 にも沢山あります。

こちあり！ 調べでは、およそ４０施設ほどはあるのではないでしょうか？

 

というと、

　・ 介護付き有料老人ホーム

　・ 住宅型有料老人ホーム

　・ サービス付き高齢者向け住宅

　・ 特別養護老人ホーム

などにあたるかと思います。

 

私が、先日、お客様ご説明用に作成致しました

「 老人ホーム 分類マップ」にも、右下に「認可なし」っと記載をしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記図に書いている通りなのですが、
(ご興味ある方は、こちらでダウンロード可能です。→

)

 

 

私の認識では、 住宅型有料老人ホーム 、 サービス付き高齢者向け住宅 と

仕組は全く同じで(と思って頂いて良いと思います)、

お部屋を賃貸で借りて、

訪問介護ステーション ( 訪問ヘルパー )さんに
(施設内に事務所があったり、外部に事務所があったり様々)
生活のお手伝い・介助を頂くものと認識しております。

 

実は、見落としがちなのですが、

有料老人ホーム という記載がなかったり、

サービス付き 高齢者向け住宅 の「 サービス付き 」の文言が無いだけで

そこは、 無届ハウス にほぼ当たるかと思います。

市役所のホームページでいきますと

住所地特例対象施設（介護保険）

住所地特例対象施設（介護保険）

尼崎市公式ホームページ

www.city.amagasaki.hyogo.jp

を参考にされると良いかもしれません。

↑ここに載ってなければ ” 無届けハウス ” になるかと。違ってたらすいません。

 

さて、市内におよそ40箇所ほど存在する 無届けハウス ですが、

弊社こちあり！の案内人でもご案内致します。

 

サービス付き高齢者向け住宅 であれば、

1部屋のお部屋の広さが18㎡必要という基準があります。

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老人ホーム 、 高齢者住宅 っと言っても立場を代えれば【不動産】です。

 

不動産は、建設にかかった費用を部屋数で分割して家賃を決めるかと思いますので

１８０㎡の土地で施設を作ったと仮定すると

 

　①サービス付き高齢者向け住宅であれば

 

　　１８０㎡÷１８㎡/部屋　=　１０部屋　作れる

 

　　オーナーさんが　

　となれば　1部屋の家賃は、6万円/月　になります。

 

　②もし、18㎡の基準を考慮しない場合

 

　　１８０㎡÷　仮に13㎡/部屋　=１３部屋

 

　　同じ60万円の収入が必要であれば

　　60万円/13部屋　=4.6万円/月　の家賃になります。

 

理屈で言えば、18㎡の基準のため家賃が高くなるんでしょうね。

(もちろん、広さだけではなく設備の質や立地(土地の値段)によっても建設費は変わってきますし、

補助金などもあると思いますので一概に言えません。上記はあくまでも仮の話)

 

【不動産】という話でいくと、

大手の介護施設さんでは建物のオーナーさんが別におられる事も多いですね。

 

最近、尼崎でも増えていて今月オープンもあるフジ住宅さんの施設は

まさに、オーナーさんがフジ住宅さんで、施設の運営・管理されるのは、

介護の会社さんだったりします。

(このような場合、入居に際しての賃貸契約は、フジ住宅さんと契約する仕組みになります。)

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話はそれましたが、

18㎡が必要な サービス付き高齢者向け住宅 の尼崎市内の家賃の分布をざっくりまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※こちあり！独自調べ

ぱっと見て５万円/月～７万円/月あたりが多いですかね。

もちろん、これに管理費・共益費などが別途かかってくるのですが。

 

 

では、 無届けハウス はどうでしょう？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※こちあり！独自調べ

４万円～４.５万円が多いですね。

これは、生活保護の住宅扶助の1か月の金額　42,500円(尼崎の場合)に合わせた

金額にされているからでしょう。

 

(もちろん部屋の広さも違いますが。)

 

無届けハウス は、今や

年金・預貯金が少なく行き場を失った 高齢者 のセーフティネットっとなっているのが現状です。

 

今まで、 生活保護 の方にもセーフティネットであった

無届ハウス への入居が難しくなっているという現状があるようです。

 

生活保護 の方が施設探すにあたり、

行政より

っと言った指摘を受けているようです。

 

無届けハウス ではない　= サービス付き高齢者向け住宅 ・ 住宅型有料老人ホーム ・ 特別養護老人ホーム

 

となると、

特別養護老人ホーム　は介護度３以上必要で、入居待機者で一杯(尼崎市内において)

サービス付き高齢者向け住宅 ・ 住宅型有料老人ホーム は、家賃が比較的高い

 

となり、 生活保護 を受けておられる方にとって入居できる所が市内には無い

っと言った状態が起こっているように感じます。

 

尼崎 は 生活保護 の方が多い市です。

私も、多く相談を頂きますが、

現在ご案内出来る施設が極めて少なくなっているのが現状です。

 

裏を返すと、 無届けハウス に空きが出てきているようにも感じますので、

認可・認可無しにこだわる事がなければ、 安価 に入れる所があるという事にもなります。

 

 

ちなみに、 住宅型 の 有料老人ホーム の家賃分布を追加するとこのような感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑：住宅型有料老人ホーム　赤：無届ハウス　青：サービス付き高齢者向け住宅

※こちあり！独自調べ

 

尼崎市 内では、 住宅型有料老人ホーム も安価な所が多いですかね。

ただし、先ほども述べました

 

　>生活保護の方の施設探すにあたり、

　>行政より『無届ハウス以外で』っと言った指摘を受けているようです。

 

という事もあり、安価な 住宅型有料老人ホーム は、どこも一杯になっているのが現状 ですが。

 

さて、今日は、

年金が少なくなってる今の世の中にとって

私は必要だと思っている　無届けハウス　について書きました。

少しでもご参考頂ければ。